作者:弘兼憲史 1983年モーニング(講談社)連載開始 単行本 全17巻
<あらすじ>
初芝電機に勤めるサラリーマン島耕作(しまこうさく)34歳。課長という肩書きに座り社会内組織に四苦八苦したり、女に悩みながらもサラリーマンとしての責務をこなしていく……。
<短評>
ドラマ化、CM、映画化と知らない人は少ない大ヒット作。ちなみに島耕作を宅麻伸が演じたりしている。あまり合ってない気がするが……まあ、漫画の出来には関係ないだろう。
紹介文に「サラリーマン神話」と書いたがあながち間違ってもいないと思う。女にもてる、仕事も出来る、会社のトップに気に入られる……。普通ならまずまずあり得ないキャラクターだ。しかし、こういったご都合主義的物語であっても会社の事情、会社内組織の戦い等がリアルに描かれているので読ませる。決してサラリーマン神話だけの作品ではないということだ。
それから、この作品だけでなくこの作者の作品殆どであるが団塊世代的思想が随所に見られる。島耕作も団塊世代である為、一匹狼であるかと思えば組織に何となく憧れている部分があったり、いい人に見えてリーダー的思考が強かったりとまさに団塊世代というキャラクターになっている。しかし、こういった弱点の見えやすい人間像だからこそリアリティのある物語になり、ドラマに深みを持たしていると思う。そこには団塊世代であるかないかなど大した意味のない出来になっている。
この作品の続編として「部長」「取締役」と出世していった島耕作であるが、それもまた神話といえる所以であろう。 |
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